世界には様々なコーヒー豆があります。
コーヒー豆の産地として主流な国はコーヒーベルト*1に属しています。
ブラジル・コロンビア・グアテマラなどがよく耳にする国だと思います。
しかし、アメリカにも栽培しているところが・・・
・・・・アメリカと言ってもハワイのことですが・・・
銘柄は『ハワイコナ』
高価な豆です。
10年くらい前ですが、ハワイ旅行をしたとき、コーヒーにハマってはいませんでしたが、「ハワイにもコーヒー豆があるんだぁ 買ってみよう」くらいの軽い気持ちで購入しました。
そのときは『ハワイコナ』という銘柄が高価なものとは知りませんでした。
しかも、世界三大コーヒーのひとつ。
後に・・・コーヒーショップで売っているのを見て高価だということを知ったのですが、理由までは気にしていませんでした。
しかし、コーディネーター講座を受講しているうちに理由が判明。
ということで、なぜ高価なのかを栽培環境などを交えながら簡単にまとめてみました。
ハワイコナの品種
コーヒー豆の品種として、多く世に出回っているのがアラビカ種とロブスタ種です。
主に、アラビカ種はレギュラーコーヒーに、ロブスタ種はインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われていますが、ハワイコナはアラビカ種だけです。
ハワイコナなどのアラビカ種を栽培するための条件
- 過度の低温・高温・湿度にならない
- 日中の平均気温が20℃前後
- 一日の気温の寒暖差が大きい
- 標高1000m前後
- 年間雨量が1500~2000mm
- 直射日光を浴び過ぎない
などが条件になりますが、赤道から離れていくと(コーヒーベルト内)栽培可能な標高は低くなります。
ハワイコナを栽培する土地は標高600m前後ですが、赤道より少し離れているのと、適度な日射量、適度な雨が降るので環境的に適しています。
なお、アラビカ種は霜や乾燥に弱く非常にデリケートです。
ハワイコナが高価となる要因
コナ地方のみで栽培されていて独自の厳しい規格をクリアしたものなので希少価値が高い。(規格をクリアしたものの中でもランクがあります。高いランクだとさらに希少)
高品質なことと、先進国のため地価が高い、水が高い、人件費が高い。
このように高いこと尽くめだからです。
ハワイコナの高価な理由はなにかにつけて高いからだというこがおわかり頂けたと思います。
規格をクリアした最高ランクの豆はエクストラファンシーと言ってもっと高価になります。
多分、旅行当時に飲んだハワイコナは違うでしょう。
ハワイコナの味の特徴・・・
飲んだ当時のことは忘れてしまいましたが、柔らかな酸味と甘い香りが特徴なようです。
ただ、強烈な印象は少ないということでした。
でも・・・
ハワイ現地で挽きたてのエクストラファンシー・・・飲んでみたいな・・・
*1:赤道から南北25度以内で、熱帯・亜熱帯のエリア